2007/01/06
猫と魚、あたしと恋
続いて、また恋愛小説行ってみましょう。「猫と魚、あたしと恋」です。
これは短編集です。
どの話の主人公も、少しずつ壊れているんです。あるいは、主人公が深く関わる人物が、狂っているのです。
狂うこと・壊れること、それらは現実に起こるとどうしようもなく苦しいこと。それが自分であっても、自分がよく知る誰かであっても。でも、どうしようもなく惹き付けるものがある。人の心の闇の一部を垣間見せてくれる。
中でも一番好きなのは「花のゆりかご」という作品です。うたの花に対する執念は、狂っているけれど、哀しくて、心に残っています。
全編通してミステリーな描写もありますが、普通の恋愛小説として十分楽しめます。ミステリーはちょっと……という方にもオススメです。というか、私自身、ミステリーやサスペンスが苦手です。
これは短編集です。
どの話の主人公も、少しずつ壊れているんです。あるいは、主人公が深く関わる人物が、狂っているのです。
狂うこと・壊れること、それらは現実に起こるとどうしようもなく苦しいこと。それが自分であっても、自分がよく知る誰かであっても。でも、どうしようもなく惹き付けるものがある。人の心の闇の一部を垣間見せてくれる。
中でも一番好きなのは「花のゆりかご」という作品です。うたの花に対する執念は、狂っているけれど、哀しくて、心に残っています。
全編通してミステリーな描写もありますが、普通の恋愛小説として十分楽しめます。ミステリーはちょっと……という方にもオススメです。というか、私自身、ミステリーやサスペンスが苦手です。
misano414 at 21:01│書籍/小説(短編)