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2014/01/22

図書館の神様

 図書室が舞台になった青春小説「図書館の神様」を紹介します。舞台とタイトルは少し違うのですね、このレビューを書くときに初めて気づきました。

 高校の図書室ってこんなにも魅力的な場所でしたか。あるいは、それこそ図書館の神様、の化身、に思える垣内くん。

 恋仲に落ちることもなく、特別に仲良くなるわけでもなく、あくまでも”やる気のない先生”と”他人にそこまで興味のない生徒”のやりとりが、私は好きでした。それが図書館や文学を題材としているからかもしれませんけれど。あと、文学作品もちょっと読んでみようかなあと思えてきたり。思うだけなので本当に読むかどうかは別として。

 私自身が高校時代はよく図書室に籠ってました。本が好きでしたし、教室にいても特に面白いことはありませんでしたからね。色々な本を読みましたけれど、そういえば文芸部はあったけれど本を読むというよりは自分で何かを書く・作る部活でした。ゆるゆるとした文芸部の雰囲気、憧れます。

 終盤で主人公のもとに届く3通の手紙も、それだけでこれからの人生を生きる上での大きな力になるのだろうなあと思うと、とても好きです。


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misano414 at 06:00│書籍/小説(長編) 
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