私の好きなもの。

ゲーム、書籍、食べ物……何でもあり、かつ、プラス評価のみのレビューブログです。更新は毎週水曜日(と、たまに日曜日)。

カテゴリ: 書籍/漫画

 二度の流産を経て、二子を得たお母さんの妊娠・出産・子育てを描いたエッセイ漫画「ぷにんぷにんぷ」を紹介します。

 まず魅力的なのは絵柄が可愛らしいこと。特に、生まれ来る赤ちゃんの可愛らしさといったら!仕草も、よく観察しているようで、一つ一つ「うちの子もするなあ」と思い当たるものばかりでした。古今東西、赤ちゃんのやることってどこも一緒なのかもしれません。

 当然ですが他所の子育て現場を見ることなんてそうそうないので、こういう形で覗き見できるのは楽しかったです。

 流産の話があり、妊娠・出産はひとつの奇跡であるということも改めて思い知らされました。

 途中でお父さん目線のメッセージが載せられており、それによると、当たり前のように育児に参加し、それを楽しんでいる様子が垣間見えます。そういうお父さん、一昔前からしたらとても珍しいことなのでしょうが、今では増えてきていますよね。

 また、第二子は助産院で出産したのですが、その様子も知ることが出来ます。
 田舎だと助産院どころか産院すら選べないことが多々あるので、実際に自分ではまず体験できない世界ですから、単純に興味深く読めました。

 この漫画の魅力は、やはり赤ちゃん(とちょっと成長して、幼児)の可愛らしさに尽きるのですけどね。

 

ぷにんぷにんぷ
  • 前川さなえ
  • 幻冬舎
  • 1296円
Amazonで購入
書評

 自身が出産を控えているため、でもないのですが、もともと妊娠・出産関係には興味がありました。そんな折、確かExciteレビューあたりで発見した「透明なゆりかご」という漫画。中絶や死産について取り上げた、いわゆる産婦人科に関わるリアルを描き出した一冊です。
 内容は連作短編であり、それぞれの話は独立しています。尤も、連載されていた漫画ってそういうものですので、連作短編と呼べるかどうかは怪しいものですが。

 まずは人工中絶の話。
 中絶された胎児は、まだ人としては認められていないため、医療廃棄物扱いになるそうです。で、専用のケースに入れて、専用の業者が回収して火葬してくれるとのこと。火葬といっても、実際は焼却に過ぎないのだろうなあと思いますが、どうなのでしょうね。
 母親以外は誰も悲しむことのない命、と作中では綴られていますが、なんだか切なくなってきました。

 同じく作中で、日本人の死因第一位は中絶であるというのも綴られています。それは確かに本当のことなのだろうなあと思うし、ただ生まれてきたというだけでも一つの奇跡だと感じました。
 だから命を大切にしましょうと、安易な結論には至れませんけれど。

 次に、死産の話。
 出産直前、つい昨日まで動いていたはずの胎児が急死。そのまま出産するけれど、赤ちゃんはもう死んでいる。作中に出てきた夫婦は、生まれてきた赤ちゃんを抱いて一晩過ごすわけですが、やりきれなさに胸が満たされそうになりました。
 結局ご縁がなかっただけなんですが、自分にも起こりうることと思えば、まるきり他人事にも捉えられません。

 その他、印象深くかつ興味深い話ばかりでした。これを読んで思うのは、命は確かに大切なものであるということ。粗末には出来ないということ。そして、生まれくる命を守らねばならないという決意。
 当たり前のことなのですが、普段知らない出生にまつわる死を知る機会をくれる、いい一冊だと思います。

 ちなみに以下続刊の模様。多分見かけたらまた読みますね、これ。


透明なゆりかご(1) (KC KISS)
  • 沖田×華
  • 講談社
  • 463円
Amazonで購入

 書店で見かけた美味しそうな漫画「ワカコ酒」を紹介します。何回か見かけたあと、表紙の幸せそうな主人公の様子に惹かれ、手に取ったのでした。

 呑兵衛の舌を持って生まれた26歳独身OLワカコが、夜な夜な美味しいおつまみとお酒を楽しむというエッセイに近いような漫画でした。1話1話は独立している上に短く、10ページに満たないほど。それらが全部で20以上収録されていました。

 ワカコは一人でそれぞれのお酒やつまみに合った”飲み”を楽しんでいます。その様子がとかく幸せそう。描写も、基本的には酒とおつまみに集中しています。「ほっけ」の骨と身を剥がすときの効果音”ぺぺぺり”とか。ぺりぺり、ではなく、ぺぺぺり。何と美味しそうな。
 著者も真正の呑兵衛なのだなと思いました。同時に、これだけ食と酒を楽しめること、素直に羨ましく思います。

 私自身もお酒は飲みますし、その種類はあまり問わないのですが、いかんせん、何と何が美味しいとかがよく判らない。お酒自体も酔わないのでそこまで面白味はなく、単純に飲み物の選択肢の一つでしかありません。
 また、お酒のおつまみは大好物ですが、それも単体として好きなので、お酒との相乗効果のよさがよく判らない。
 作中「餃子」のハナシでは、餃子とビールを交互に飲む、その止め時が判らないと至極幸せそうなワカコ。いいなあ。

 最後に掲載されていた結婚披露宴のハナシでは、一転、ひとり酒ではなくなります。
 でもこれはこれで楽しそう。大体、あんな結婚披露宴呼ばれたことないような(成人前を除く)。ますます憧れと羨ましさが募る一方です。


ワカコ酒 1
  • 新久千映
  • 徳間書店
  • 590円
Amazonで購入

 ペルソナ3、ペルソナ4、ペルソナ3ポータブル、ペルソナ4ザ・ゴールデンの4つのゲームソフトを原作とした4コマ漫画本「タルタロス劇場」を紹介します。

 普段4コマは読まない私がこの本を手に取ったきっかけは、2巻の表紙でした。


タルタロス劇場 (2)
  • 八十八良
  • アスキー・メディアワークス
  • 918円
Amazonで購入


 これは買いますよね?
 残念ながら2巻は人に貸出中で手元にないため、今回は1巻のレビューなのですが。

 まず最初に述べるべきは、美鶴さんが可愛い点。
 作者はペルソナ3においては美鶴さんが好きなのでしょうか。原作ではクールビューティな美鶴さんが実にかわいらしく描かれています。
 巻末の作者あとがきでも、美鶴さんとのコミュニティをしていたらネタが浮かんできた旨綴られていました。

 次に、順平とチドリの様子がとても微笑ましいし可愛らしいし。読んでいてほのぼのします。もちろん、チドリの毒舌とか順平の扱いとかは原作の雰囲気をそのまま拡張したような感じで可笑しいままですが。

 ペルソナ3ポータブルの4コマも好きです。ペルソナ3の記憶を持つ男主人公が、意識そのままに女体になってもう一度ペルソナ3の物語を追っていくというもの。
 既に先を知っているからこそのコメディが面白くて好きでした。強くてニューゲームを地でいってますね。

 うちの旦那が「何か面白そうだし、奥さんこういうの好きそうだよね」と買ってきて、家の居間に転がっていた漫画本でした。一応読書好きを公言している以上(というわけでもないのですが)、本屋や図書館を舞台にしたお話にはちょっと興味を惹かれるわけです。
 尤も、この本の場合は、表紙のイラストに惹かれた方が強いのですが。

「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」

 戦後10年ぐらいの時代が舞台。字はどうにか読めるけれど、農作業以外のことは何も出来なかった小さな奥さんが、結婚早々亡くなった旦那さんの遺した本屋を一人で切り盛りするという筋書きです。最初にいきなり本屋中の本を全部読んでしまうあたり、奥さんすごいなあと思いました。判らない言葉が出る度に辞書を引くのは手間だからと、最初に辞書を読んでしまうちゃっかりさも素敵。

 そうして読んだ本を自分のことはもちろん、他の困っている人や場面にも次々に役立てていく奥さん。そうそう、本を読むって娯楽以外にこういう一面があったよねえといまさらながら思い出しました。
 読書の楽しみは娯楽だけではないと、当たり前だけど気付きにくい点を再認識させてくれる、よい漫画です。
 何よりかにより、ひたむきで一生懸命な奥さんの姿、ついつい応援したくなってしまうのですよね。

 ハッピーエンドですし、本が好きなすべての人に薦めたい漫画です。


「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」
  • 高橋しん
  • 白泉社
  • 670円
Amazonで購入

 中古本屋さんで見つけて立ち読みしてあまりの面白さに思わず買ってしまった一冊。
 「ヨメさんは萌え漫画家」です。

 漫画家・こげどんぼさんが自衛官と結婚した、その顛末をまとめたエッセイコミックです。

 漫画家と自衛官という組み合わせもさることながら、こう、萌えという視点で自衛官を見てしまうこげどんぼさんの考えが面白かったですね。判るところも判らないところもありますが、全体的に共感できるのは、私も似たような部類の人間だからかもしれませんが。

 結婚式の準備についても、いろいろ描いてあるので、単純に「私だったらこういうことしたいなあ」という妄想を膨らませる用にもよいかと。
 ちょいちょいドレスの絵が出てくるんですが、そのどれもが可愛いしふわふわしているしで、それだけでも眼福でした。

 コメディっぽくまとめてあるせいか、絵のタッチもとても可愛らしい。
 萌え漫画家さんではありますが、いわゆる「萌え系」の絵柄では必ずしもないと感じました。

 全体的にコメディでゆるーい雰囲気なので、こちらも娯楽漫画としてゆるーく楽しむのがよいように思います。


ヨメさんは萌え漫画家
  • こげどんぼ*
  • 指定なし
  • 980円
Amazonで購入

 後輩から借りて読んで、ひどくはまった漫画を紹介します。
 「聖☆おにいさん」です。
 結構有名みたいなので、ご存知かもしれませんね。

 主人公はイエス・キリストとブッダです。
 二人は、休暇を得て、下界にアパートを借りて住み始めました。常識に疎いのか聡いのか判らない二人の繰り広げるコメディな日常を描いた漫画です。漫画だから連作短編です。

 聖書に書かれているエピソードや、ブッダに関わるエピソードがさも当たり前のように登場し、笑わせてくれます。中でも、大掃除の話から、ノアの方舟のエピソードまで飛躍したのが一番ツボでしたね。
 大天使たちが4人揃ってアイドルグループ「アークエンジェルズ」を結成していたり、大天使ウリエルのことをブッダが「君のセコム」といっていたり、天使がらみのエピソードも好きでした。

 聖書などを知っていると、余計に楽しめそうな。
 というか、日本じゃないと作品として成立しないような漫画ですよねー。

 今日は漫画の紹介です。
 「ちょっと江戸まで」という漫画です。
 まだ雑誌の方で連載が始まって日が経たないらしく、第1巻しか発売されていませんが……それでも、このブログで紹介して、ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思ったぐらい、とっても面白い漫画でした。というわけで、Pick Upなのです。

 時は2008年、舞台は江戸幕府。
 この舞台設定からして既にユニークなのですが、この漫画は、「江戸幕府が2008年まで続いていたら?」というパラレル設定なのです。
 普通にコンビニ「セブンイレブン」があったり(おにぎり四文セールなんてのをやっていました)、万惣フルーツパーラーがあったり(しかしカタカナ部分は全て平仮名)、現代にも普通にあるものを、上手く江戸風にアレンジして描いています。

 そういう舞台設定からして十分に楽しめます。
 それ以上に、登場キャラが魅力的です。

 主人公は、男の子のような見た目で、ポーカーフェイスが特徴の「そうび」。水戸の世嗣ミシェル(ちゃんとした名前があるのですが失念しました)は女の子のような見た目で、甘やかされて育ったお坊ちゃま。この二人を主軸に、そうびの兄君だの、水戸公お抱えの侍たちなど、様々な人物が物語を彩ります。
 主軸はコメディであり、一話読みきり形式なので、暇を見つけて少しずつ読めるのも嬉しいところです。ま、漫画ですから、一冊読み終えるのにそんなに時間は掛かりませんけれど。

 今まだ連載中というこの漫画。
 続刊が発売されるのが今から楽しみで仕方ありません。

小梅さん

 猫って可愛いですよね!
 ということで、「デラックスねこぱんちキジトラ猫の小梅さん’08」という猫漫画を紹介します。
 近くのセブンイレブンで一目惚れして買った一冊です。

 キジトラ猫の小梅さんと、同居猫の小雪、飼い主の半井さん親子の織り成すハートフルな物語です。
 とにかく小梅さんをはじめとした猫の描写が可愛いのですけどね。
 まずは、ピンナップの猫たちに癒されてください。そして本編を読み始めるといいです。各編は独立した連載短編みたいなものですから、ちょっと時間があるときに一話ずつ読むのもいいと思います。
 ちなみに小梅さんが夢を見る第6話が一番好きでした。絵がいちいち可愛らしくて、物語もなんだかほのぼのしていますし、言う事なしってやつです。

 付録として小梅さんと小雪のペーパークラフトも付いています。
 切り抜いて立てるだけのものですけど、なかなか可愛いですよ。

 「電撃ピカチュウ」という漫画をご存知ですか?タイトルでピンとくる方もおいでだとは思いますが、ポケモン漫画です。
 10年ほど前に「別冊コロコロコミック」で連載されていました。

 絵が綺麗です。
 これ、漫画としては重要ですよね。ギャグ漫画などでは崩れた絵も魅力的ですが、「電撃ピカチュウ」はストーリー漫画ですから……。ポケモンも可愛く描かれています。ピカチュウの描き方は特に。
 もっとも、私が好きなのは、独特な登場人物の服装と、漫画で描かれている世界の社会システムです。
 まず、前者。まるで格闘ゲームに出てくるような、体にフィットしたスーツだったり、着物とカレギンスを合わせたものだったり、ふんわり広がるスカートが特徴のナース服だったり。そのうちいくつかは、アニメ版で使われているデザインと同じものもありますが、先述の通り絵が綺麗な漫画ですから、どれも素敵なものに見えます。
 いや、素敵なんですが(笑)
 続いて、システム。学校が免除されるけど日数には制限があるとか、ポケモンを飼うには免許がいるとか……前に「ポケットモンスター The Animetion」という小説を紹介しましたが、それと同じ感じです。
 ポケモンのゲームをプレイしているときは気づかないけど、ふと気になる社会のシステム……興味深く読めます。

 古本屋を探せば、100円程度であると思います。

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