書籍/読み物

2018/06/27

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド:マスターワークス

 ゼルダの伝説30周年を記念して発売される冊子の第3弾で、最新作「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」に特化した設定資料集「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:マスターワークス (ゼルダの伝説30周年記念書籍)」を紹介します。


 アートワークもさることながら、ちゃんと世界観やキャラクター、魔物にいたるまで、文章として設定が抱負に扱われているため、読み応えは十分です。画集ではなく設定資料集なだけあります。
 たとえば馬についてのページであれば、「馬にさせたい無駄な動き」のラフが面白かったです。実装されればよかったのにと惜しく思います。


 生物(動物や虫たち)や魔物に関してもページが割かれていて、丁寧に紹介されています。


 25周年の記念書籍ということもあり、ハードカバーでしっかりとした作りです。ちょっとした図鑑のような感覚もあるかも?


 ブレスオブザワイルドに惚れ込んだプレイヤーとして、十分満足できる一冊でした。



misano414 at 16:08|PermalinkComments(0)

2016/04/13

はじめての多肉植物ガーデン

 ぷにぷにで、千切ると水分がたっぷり滲み出てくる多肉植物。よく見聞きする存在ですが、サボテンとはどう違うものなのか、いざ育てるとなると水遣りはどうすればいいのか、そもそもどんな種類があるのかよく判らない人向けに、写真をふんだんに使って多肉植物の世界へ誘ってくれる一冊「はじめての多肉植物ガーデン」を紹介します。

 多肉植物は差し芽や株分けで増やしやすく、また、少量の土でもよく育つそうで、身の回りのものに好きに植えつけて、手軽なインテリア代わりに楽しめるというのが魅力的に感じます。コーヒーソーサーだったり、缶詰の空き缶だったり、籠に紙を敷いて簡易的な器にしたり……小さいものは本当に小さくて、地上部に出ている株全体で5cmもないものもあります。

 本書では、それを器ごとプレゼントにしては、という提案もありました。何それ素敵。

 多肉植物の紹介ももちろん忘れていません。
 初めて知ったのですが、カランコエやアロエも多肉植物の一種だそうですね。
 葉や株の形を楽しむのが殆どですが、中には花が咲く品種、季節によって葉の色が変わる品種もあるようで。

 なかでも気になったのはハオルシアというグループ。葉っぱが透明に近い、まるで宝石のような色合いなのです。これはぜひ実物を手にとってみたいと思いました。
 なお、氷砂糖という品種がわたしはお気に入りです。

 小さな花をつけるものでは、碧魚連が素敵。ピンク色の小さな花をいくつかつけた状態の写真が掲載されていました。

 

小さなスペースで楽しむ はじめての多肉植物ガーデン
  • 羽兼直行
  • 成美堂出版
  • 1188円
Amazonで購入


misano414 at 07:43|PermalinkComments(0)

2016/02/18

クロスベルアーカイブ

 以前紹介したPSPソフト「英雄伝説 零の軌跡」「英雄伝説 碧の軌跡」のシナリオ、キャラクター、世界観などを詳細にまとめてある公式設定資料集「英雄伝説 零の軌跡 碧の軌跡 公式設定資料集 クロスベルアーカイブ」を紹介します。

 これ、とにかく文章量が圧倒的!読み応え抜群です!
 前半にシナリオが載っているのですが、これを読むだけでゲームクリアする必要ないのでは?というほど物語が判ります。ページの端にはちょっとしたイベントも紹介されており、クロスベルをより深く味わいつくすのにぴったり。そう、こういう細かい本を待っていたのです!

 キャラクター紹介もあります。仲間になるキャラクターについては設定画も含めて詳しく紹介されていますが、それ以外に、ゲーム中に顔画像が出てこないちょっとしたNPCや街の住民についても簡易的ではありますが紹介されています。ゲームをプレイしただけでは気付かない些細な情報も含めて、ゲームの世界をより深く知ることが出来ます。
 そう、こういう細かい本を待っていたのです(2回目)!

 後半では、関連商品に使われたイラストが多数紹介されています。カレンダーやサウンドトラック、予約特典のクリアファイルなど、その種類は多岐にわたります。余計な文字もなく、イラストだけをじっくり閲覧できる機会ってそうそうないので貴重だと思います。
 イラストのちょっとした部分(キャラクターが持っている雑誌の表紙に描かれている名前とか、背景の建物にちっさく描かれているキャラクターとか)について簡単なコメントが付されているのも素敵。

 これ読んでいると、もう一度ゲームをはじめから遊びたくなりますね。


misano414 at 11:07|Permalink

2015/11/18

マイヤー電子レンジ圧力鍋でビストロごはん

 母が買った「マイヤー電子レンジ鍋」。電子レンジでチンするだけの簡単圧力鍋で、5,000円ぐらいした割にはまったく使っていないというので譲り受けました。で、「マイヤー電子レンジ圧力鍋でビストロごはん」という本を片手にいろいろ作ってみていますが、今まで作ったことがないような料理が、今までやっていたような簡単な手間で作れる点、非常に気に入っております。

 圧力鍋を使ったレシピ本はごまんとあれど、マイヤー電子レンジ鍋の場合に対応したレシピ本の使い勝手には勝てません。当たり前ですが。

 簡単おつまみから常備菜、ご飯料理からメインディッシュ、果てはお菓子まで、バラエティに飛んだレシピが掲載されています。
 とりあえず試したのはザワークラウトと手作りソーセージ。ソーセージ、具をこねてオーブンシートでくるんでマイヤー電子レンジ圧力鍋に放り込んでチンするだけ。なかなか美味しく出来上がりました。

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 コンロを使わないので子供の調理デビューにもいいかもしれません。

 あ、あとジャーマンポテトも試しました。
 こちらは、本には顆粒コンソメと書かれていますが、持ち合わせがなく固形コンソメを使ったため、ちょっと失敗しました。でも美味しかったし手間は簡単。
 今度は顆粒コンソメで作りたいと思っております、ええ。


マイヤー電子レンジ圧力鍋でビストロごはん
  • 島本美由紀
  • 池田書店
  • 1058円
Amazonで購入



misano414 at 09:52|Permalink

2015/10/28

いつも一緒!100歳じいちゃんとハナ

 「いつも一緒!100歳じいちゃんとハナ」は東京から宮崎に移住し、祖父と同居し介護に励む孫娘のブログ「孫夫婦とマルチーズとじいちゃんの日々」を書籍化した一冊です。職業上、介護を要する高齢者と接する機会が多いのと、父がそろそろ高齢者と呼べる年代に差し掛かってきたのもあって、興味を惹かれ読んでみました。

 賃金を貰って介護をする人たちが行う介護というものは、身近で見ているので想像がつきますが、それを依頼している家族の側を初めて知ることができました。大変な部分ももちろんあるのでしょうが、それについてはあまり詳しく書かれておらず、苦労自慢ではない点に魅力を感じます。また、100歳じいちゃん自身が魅力的な人物であるのもいいなあと思いました。
 介護を要するとき、それまでのその人の行いや人柄、人徳が如実に差を生むのだろうなあと思います。
 スタッフ側も、100歳じいちゃんに好感を持っている人が多く、それは読者も同じなのではないでしょうか。

 そして住み込みの介護を許し協力している筆者の旦那さんの器量にも感服します。それもまた、100歳じいちゃんが持っている人徳のなせる業なのかもしれませんが。

 介護がどうこうというのはもちろんですが、どちらかというと、人に親切に、誠実に、真面目に生きていくことの大切さを感じた一冊です。

 余談ですが、舞台が宮崎なので、同じ宮崎出身の私は言葉だの風習だのに妙に親しみを感じました。


いつも一緒! 100歳じいちゃんとハナ 孫娘の泣き笑い介護日記
  • まるこ
  • 辰巳出版
  • 1404円
Amazonで購入



misano414 at 08:39|Permalink

2015/09/30

ケーキ物語

 40ページにも満たない薄い本で、かつ、絵がふんだんに掲載された「ケーキ物語」。ちょっとした空き時間に簡単に読み切ってしまうような一冊なのですが、それでも読んでいてなんだかほっこりした幸せを感じるのは、題材があま~いお菓子だからでしょうか。
 ケーキの由来に始まり、どのように広まっていったのかといった歴史、そして地域それぞれのケーキ事情まで、ケーキに関するあれこれを簡単にまとめてあります。
 優しい色使いの絵が添えられており、それこそ紅茶とケーキを用意して読みたいぐらい。

 このシリーズ、ほかに「チョコレート物語」、「クッキー物語」、「アイスクリーム物語」というのもあります。どれも幸せな気持ちになれる点は変わりません。私はこの中ではアイスクリーム物語が一番お気に入りでした。
 だって、一番美味しそうに見えるのだもの!

 どうせなら4冊まとめて読んでみても楽しいと思います。


misano414 at 08:21|Permalink

2015/07/08

私のたしなみ100

 嗜みって言葉、なんだか素敵な印象があります。手間と意識をかけないとできないけれど、出来ていて当たり前、もしくは出来ていることを表に出してはいけない奥ゆかしさ……しかしそういう嗜みを学ぶ場所って意外と少ないもの。そんな折、出会ったのが今回紹介する「私のたしなみ100」です。

 ファッションの嗜み、生活する上での嗜み、ちょっとした所作や考え方に関する嗜み……100もありますので、そのジャンルは様々です。私自身がファッションには頓着しないどころか、ファッションに関するあれこれを忌避するところがあるので、参考になるのはそれを除いたジャンルの嗜みでした。

 たとえば、「子供のキャラクターをコントロールしない」。
 子供だって独立した一個人であり、やがて大人に成長していく、自分とは別の存在だからこそ、その個性を受け入れる心の余裕を持つこと。もうじき子供が生まれる身としては肝に銘じておきたい言葉です。

 たとえば、「明日、ではなく、今日行動に移してみる」。
 ついついやりたくないことは明日に回してしまいがちな私です。そしてあとで余計に面倒なことになるという。日常生活のうんぬんというよりは、むしろ仕事に関してですが、「すぐやる」ことを心がけねばと改めて思いました。

 一方で、「朝、でかける2時間前に起きる」は既に出来ている習慣です。いえ、正確には1時間と45分ぐらい前ですけど。既に出来ていることについて第三者に褒められるのは嬉しいものですね。直接的ではないですけど。


私のたしなみ100
  • 大草直子
  • 幻冬舎
  • 1404円
Amazonで購入
書評



misano414 at 09:45|Permalink

2015/05/27

気が付いたら100歳、だがね

 「金も100歳、ぎんも100歳」のフレーズでおなじみの、故・蟹江ぎんさんの、娘たち4姉妹が語る長生きの秘訣などを収載した一冊「気づいたら100歳、だがね」。長女がすでに99歳という目を見張るご長寿姉妹、その暮らしぶりとは?
 4姉妹に実際に利いた話をまとめたもので、もとは何かの雑誌の連載記事だったようです。

 これを読んで一番強く感じたのは、姉妹っていいなあという点でした。成長してそれぞれの家に嫁いだあとも、ご縁があって4姉妹が近くに暮らし、お互いにお互いを気にかけて元気に過ごしている。
 私自身は一人っ子なので、こういう姉妹ならではの関係性が単純に羨ましく映ります。
 もちろん、中には上手くいってない兄弟姉妹もいっぱいいるのでしょうが……私の親だと、片方は仲良しですが、片方は仲悪いまま死別してしまいました。

 特に、一緒に暮らしているという長女と三女のやりとりが好きです。喧嘩も多いようですが、言いたいことを言い合ってお互い気の置けない関係を続けている。それが年をとっても続いていることが素敵だし、この本に出合えてよかったと思う所以です。


misano414 at 08:18|Permalink

2015/04/29

はじめての妊娠・出産 毎日ケアBOOK

 妊娠・出産に伴い、母体にどのような変化があるか、胎児の生育の様子はどうなのかを、事細かに書いてある一冊、「はじめての妊娠・出産 毎日ケアBOOK 産後3ヶ月までの幸せな過ごし方」。普通の妊娠本だと妊娠○ヶ月ごとだったり、細かくても○ヶ月×周ごとだったりするのですが、この本だとなんと毎日です。
尤も、こういうのは個人差が大きいので、必ずしも当てはまるわけでもないのでしょうが!

 本書の使い方(巻頭に記載)によると、毎日その日の分を読んでいくことが推奨されています。週ごとに自分が感じたことをメモする欄もあり、これ、プレゼントに適しているのではないかと思いました(あげる相手はよくよく選別せねばなりませんが)。
私はこれを図書館で借りて読んだのですが、自分のものとして購入して記載していけば、後から読み返したときによい思い出になると思うのです。
ついでに、成長した子供へのプレゼントとしてもよさそう。妊娠中のわくわくした気持ち、書き留めておかないとあっという間に忘れてしまいそうですし!
 ところどころ記載されているコラムも面白かったです。

 余談ですが、何故に図書館における妊娠・出産関連の本って古いの多いのでしょうね。名付け関連は新しいのあるのですけどそれ以外となると……田舎だからかしらん。


はじめての妊娠・出産 毎日ケアBOOK 産後3ヶ月までの幸せな過ごし方
  • AERAwithBaby編集部
  • 朝日新聞出版
  • 1944円
Amazonで購入



misano414 at 07:57|Permalink

2015/03/04

美女の七光り

 恋愛小説をメイン(だと思う)に活動している女流作家・林真理子氏のエッセイです。「美女の七光り」。

 林真理子氏の小説は全く読んだことはありませんが、毎週女性誌ananの巻末に掲載されているエッセイが好きで、ananを買うと真っ先に読んでしまいます。「美女の七光り」に掲載されているエッセイは、もともとはananにて連載されていたものでは?と言いたくなるほど、よく雰囲気が似ていますので、楽しく読めました。
 や、anan掲載分かもしれないんですけどね。

 愛と友情、オトコとカネ、お買い物、そして美。おおよそ世の女性たちが関心の深そうな話題について、まあ色々と経験されていること!読んでいるだけでなんだかわくわくしてきます。
 エッセイ通して印象的だったのは「デブは美の敵、女の敵」という点。太っている、ではなく、見苦しく太っている状態を差すデブ。
 確かに美の正反対にありますし、それになるのは本人の怠惰ゆえのこと、美にも魅力にも程遠いのは頷けました。

 物心ついたときからデブだとどうでもよくなるっちゃよくなりますが!


美女の七光り
  • 林真理子
  • マガジンハウス
  • 1296円
Amazonで購入



misano414 at 20:10|Permalink